書き物お知らせです。
明日3月25日、日経新聞にデボラ・L・ロード著『キレイならいいのか』書評掲載されます。
著者はフェミニズム法律学の専門家で、服装などには無頓着な人だったのですが。
スタンフォード大「女性とジェンダー研究所」所長に就任したら、会合やメディアへの露出のため、広報スタッフたちに手厳しいファッションチェックを受けるはめとなり。
それはもう、へとへとになったという矛盾だらけのエピソードから始まりまして。
「外見」が女性の人生に及ぼす圧倒的な影響について論じています。
女性が容貌管理に費やすコストは、いかに人生に重く伸し掛かっていることかという……。
深刻な事例も紹介していますが、非常に読みやすく、女性だけではなく男性にもぜひ読んでほしい問題です。
何しろ、「平均的イギリス人の夫が『一緒に出かける妻の身支度が終わるのを』待つ時間は生涯に20週間に上る」そうですから(笑)。
キレイならいいのか――ビューティ・バイアス (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
- 作者: デボラ・L・ロード,栗原泉
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2012/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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同じく3月25日、東京新聞「新聞を読んで」は水無田担当回です。
今回は、吉本隆明さんがお亡くなりになったことが何より悲しく、また感慨深かったのですが。
ちょうど新幹線100系、300系がラストラン、小田急線もロマンスカーHiSE、RSEも引退と。
さまざまな「終幕」について、書かせていただきました。
よろしければ、どうぞご高覧ください。