銚子電鉄

いよいよ刊行時期も定まり。
本格化してきた「ローカル鉄道子連れ旅」(仮題)企画なんですが。
先日は、銚子電鉄に取材に行ってまいりました〜。
さわりだけご紹介です〜。
まだ現段階ではお知らせできない情報もあるので、詳細は本のほうをご参照いただけましたら〜。


それにしても。
電鉄のなんとも言えない風情が……。
仲ノ町駅車両基地)では、貴重な車両を見てきました。

「デハ701」「デハ801」が並んでいました。もうすぐ引退だそうです。残念。
すてきな色でした……。
写真だと、このカラーリングの微妙な風合いが半減してしまって残念です。
まるで、昔の海老茶袴をきりっと履いた女学生さんが、銀朱の着物の袖を揺らして颯爽と歩いているような風情がありました。
最初にこれが走っているのを見たときには、感動しました。

撮影した日は、特別に演劇列車に使用される予定のデハ702です。
もともと近江鉄道の車両でしたが、銚子電鉄が買い取りました。
色を塗りなおしたら、もとよりかなり明るめになってしまったのだとか(笑)。
鮮やかなターコイズブルーの車両で、これまたいい色なのですが、もうすぐ引退。
年内は、もう走らないそうですね。

特別に、デハ702の中に入れていただきました。
会長こと佐藤信之先生の秘蔵「でんちゃ」映像を見せてもらい、大興奮のわが一子大五郎(仮名)です。
でんちゃ好きのため、すっかり会長になついています……。

これは、補修中のドイツ製小型電気機関車、「デキ3」です。
仲ノ町駅が、本当に足しも引きもせず、レトロな駅でして(笑)。
向かいには、ヤマサの巨大醤油工場がありました(見学もしました)。
ふと見ると。
工員さんや、補修作業員さんが作業着を着て笑いながら歩く先。
工場から、突如時間を知らせるサイレンの轟音が……。
そうかと思うと、電鉄の到着を知らせる踏切音が響き、ことんことん音を立てて、電車が走ってきます。
……本当に21世紀なのか!? と思う、そんな風景でした。