壊されたり、塗られたり

日曜日は、わが一子大五郎に電子辞書を壊され。
泣きながら横浜にポエトリー・リーディングをしに行ったら、マイクが壊れてました(涙)。
いろいろ試してみましたが、開場時間になってもなおらず。
開場とともにいらっしゃった好青年のお客さんに、
「お客さん! 機械類詳しいですか〜?」
と尋ねる段階で、もはや何かが間違っているように思いましたが。
なんとか。
たたいて反応してるってことは、直る直る!
などと言いつつ。
無理やり直し。
ましたが。
あいかわらず。
なぜか、私のリーディングのお客さんは。
自分は書いてないけど読みますよ〜という、珍しい純正読者さんたちなので(詩書きの友だちが少ないもんで〜)。
あんまり、普段現代詩は読まないとのことで。
やはり。
半分以上漫談のようなリーディングとなりました(御礼)。
そして。
帰宅後。
お絵かきがマイブームの大五郎に、思いっきり線画をほどこされたテーブルや椅子などに、思いっきり凹みました〜。


月曜日は、仕事で思いっきりボケをかまし
あまりのかましかげんに、自分に絶望しつつ、帰宅し。
その後大五郎を連れて、帰国子女の友だちと会ってきたのですが。
彼女は妊娠中でして。
旦那さまはアメリカ人なんですが。
水天宮に安産祈願に行ったところ。
旦那さまに、
「君は普段、宗教について批判的なのに、急にどうしたんだ!?」
と、大変おどろかれたそうで。
彼女いわく。
アメリカでは、たとえば宗教的な根拠から中絶反対がファナティックに唱えられたり、政治的に利用されたり。
そうでなくても信仰の相違からさまざまな問題が生じているので、すっかり宗教が嫌いになったそうなんですが。
でも。
日本では、安産祈願の類なんていうのは、
「信仰というよりは、むしろ文化に近いって思うのよね〜」
とのことで。
なるほど〜、そうかも。
それにしても。
頭の中身はほぼアメリカ人の彼女でも、そういうところは、やはりギャップが生じるのか〜。
などと、変なところに感心したり、しておりました。
そして。
帰宅後。
またしても。
クレヨンをにぎりしめて、目をらんらんとさせる大五郎が。
目を放した隙に、今朝せっかく線画をふきとった椅子の上に、またしても真っ赤な線画を描いているのを目撃し。
ふきとりの気力をなくして呆然としていたところ。
「俺の絵を見ろ〜!」
と言わんばかりに、得意そうに指差す大五郎に、もはや意識を失いそうになりました〜。